資格や経験はいるの?オーストラリアの現地で働くバリスタに聞いてみた。 | Easyらいふ

資格や経験はいるの?オーストラリアの現地で働くバリスタに聞いてみた。

ワーホリ
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あのスターバックスまでもが撤退するほどに、

独自のコーヒー文化が根強いオーストラリア。


「オーストラリアでバリスタをしたいけど、資格や経験は必要なの?」



と考える方は多いでしょう。

以前、3人の現地で働くバリスタたちにインタビューしたことがあります。

そこで今回は、バリスタたちに質問したことをご紹介します。

「経験や資格はいるのか?」「面接やトライアルでは何をした?」「どうやったらバリスタの仕事をゲットできる?」などを聞きました。

3人のみの回答なので100%の回答ではないと思いますので、参考程度にご覧ください^^*

貴重なオーストラリア生活の中で、より自分が喜ぶ方向へ進むきっかけとなれば幸いです。


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オーストラリアで働くバリスタにした6つの質問

オーストラリアで実際に働き中のバリスタたちへ聞いた、6つの質問はこちら。

  • バリスタの資格をもっているか?

  • 経験なしでどうやってバリスタの仕事をゲットできる?

  • カフェ面接のコツはある?

  • このカフェで必要とされてるスキルは?

  • トライアルで何をした?

  • なぜこのカフェで働こうと思った?



「資格や経験は必要なのか?」

「インタビュー(=面接)やトライアル(=お試し期間)で大切なこと」

など、これからバリスタとして働くために知っておきたいことを聞いてみました。

↓ちなみに、当時の心境をつづったNoteはこちらです。




一応、インタビュー状況を記載しておくと・・・


  • 場所:ブリスベンシティ

    
  • カフェ:「THE CLOFT HOUSE」「LAB」「Atomic Coffee&Catering」

    
  • 人数:3人

    A:5年働くオージーガール
    B:3年働くスペインガイ
    C:4ヶ月働く南アフリカガール



です。

3人だけなので、ここで紹介する内容が100%正しいものではありませんが、実際に働く「現地のバリスタ」の声なので、信憑性はある方だと思います。

それでは1つずつ彼らの答えをみていきましょう。


オーストラリアで働くバリスタの答え

Q1:バリスタの資格をもっているか?

まずはじめにしたのは、気になる「バリスタの資格」をもっているかどうかの質問です。

Q1:バリスタの資格をもっているか?

  • A:資格をもっていない。(ウェイトレスとして働いて、数年後にバリスタのポジションが空いた時に立候補した。)

  • B:資格をもっていない

  • C:資格をもっている。(カレッジで資格取得し、数日間トライアルを無賃金でしたあと雇ってもらえた。)



バリスタの資格を持っていても持っていなくても、バリスタになれた事実はあるようです。



時々「バリスタの資格は意味ない」なんてことも耳にしますが、そうでもなさそう。

というのも、資格なしのAさんがバリスタになれたのは働き始めて「数年後」であるのに対し、

資格ありのCさんは「数日」の無賃金労働の後にバリスタになれたことを踏まえると、

少しはバリスタ資格の意味はあるかなぁと考えられます。ないよりはいいということですね。(各カフェの方針やタイミングなどが関係しますが。)



このように、資格あるなしに関わらず、

ウェイトレスから下積みをしたり、無賃金で働いて意欲を見せたりなど、

みんな努力をして成り上がってきたことが分かります。


Q2:経験なしでどうやってバリスタの仕事をゲットできる?

2つ目は、「どうやって未経験でバリスタになれるのか」という質問です。

Q2:経験なしでどうやってバリスタの仕事をゲットできる?

  • A:「いくつかのトライアルを受けながら学んでいく。」

      「資格(=スキル)があるなら、トライアルで見せつける。」

      「まずはウェイトレスなど違うポジションで働き、下積みしながら自分のポジションを築いていく。」


  • B:「分からない。」


  • C:「働きたいカフェのマネージャーに『ここで働きたい・成長したい』とお願いする。」

      「トライアルでスキルを改善している姿を見せる。」



答えはそれぞれでしたが、経験なしでバリスタジョブを手に入れるには「トライアル」が勝負どころなようです。

トライアルとは、長期的に仕事をもらえるようになる前の「テスト期間」のようなものです。トライアル中の仕事ぶりを見て、マネージャーなどがここで働けるかを見極めます。トライアルに合格しないと仕事をもらえません。他の仕事も同様にトライアルは存在します。面接だけ合格すれば働ける日本とは大違い!



本命カフェでトライアルする前に、いろんなカフェのトライアルを受けて練習したり、

トライアル中にできないことを改善して成長ぶりを見せたり。

このように、トライアルは、面接よりもスキル的に最高のアピールができるチャンスです。


しかし、「トライアルで見せつける=経験やスキルがないとできない」ことがわかります…。




いきなり未経験でトライアルに合格するのは簡単ではなさそうです。

ですが、できることはあります。

未経験の場合は、バリスタたちが言うように「トライアルを重ねて覚えてく」とか「他のポジションから始める」とか、あとは「独学でエスプレッソマシーンを使って学ぶ」などが良さそうですね*



Q3:カフェ面接のコツはある?

3つ目は、「面接のコツ」についての質問です。


Q3:カフェ面接のコツはある?

  • A:「自信をもつ。」

      「コーヒーの知識があることを見せる。」

      「親切でフレンドリーで、進んで働きたい意欲を見せる。」


  • B:「どんなにバリスタとして働きたいかを示す。」


  • C:「正直でいる。」

      「資格があるなら、コーヒーや衛生管理やバリスタのスキルなど、学んだことをアピールする。」

      「数日間、無賃金で働かせてほしいことを、自ら進んで伝える。」



共通して言えるのは、「バリスタとして働きたい意欲」 「知識やスキル」 「性格」の3つをアピールするといいということでした。

特に、「進んで何かをする」「意欲」というニュアンスで「Willing」という言葉が目立ちます。

つまり、バリスタとして働きたい意欲を見せろ!!ということですね。



あとは、コーヒーの知識やスキルなどをアピールしたり、

バリスタも接客業なので人当たりの良さを見せたり。



知識や性格を見せるのも「意欲」があってこそです。

意欲をベースに置いて、アピールしたいことを最大限に見せていくことが、面接のコツであるのが分かります*


Q4:このカフェで必要とされてるスキルは?

4つ目は、「各カフェで必要とされてること」の質問です。


Q4:このカフェで必要とされてるスキルは?

  • A:「コーヒーの基礎知識。

      「進んで学ぶ意欲。」

      「自信をもつ。」

      「英語スキルは絶対に大切。」


  • B:「最高のコーヒーを作る知識。」

      「グラインダー(豆を砕く機械)やラテアートのスキル。」

      「もし良いコーヒーを作れるなら、英語は基礎があればOK。」


  • C:「カフェでトレーニングを積むこと。」

      「英語を理解すること。」

      「ホスピタリティ。」



彼らが働く各カフェが必要としているのは、

「コーヒーの知識とスキル」 「英語」 「意欲」などでした。


ここで急に「英語スキル」が彼らの口から出てきました。

オーストラリアで働くのだから、英語ができないと始まらないのは当然ですね^^;

ただ、スペイン人で英語が公用語ではないBさんは、彼の経験から「コーヒーが作れれば、英語は完璧でなくてもOK」という意見もありました。



つまり、当たり前ですが「美味しいコーヒーを作れること」が、現実的に必要とされていると解釈できます。


Q5:トライアルで何をした?

5つ目は、「トライアル」についての質問です。


Q5:トライアルで何をした?

  • A:「コーヒーを作る。」

      「グラインダーで豆を砕く。」

      「ラテアートをする。」


  • B:「コーヒーを作るための全てのこと。(エスプレッソを抽出して、スチームミルクを炊くなど。)」


  • C:「テストのように、コーヒーを作る姿とその味をマネージャーがチェックする。」

      「全てのコーヒーメニューを作る。」



ということで、Bさんの言うようにように、トライアルでは「コーヒーを作るための全てのこと」を行うようです。



筆者の経験から「コーヒーを作る全てのこと」を解説してみると・・・

コーヒー豆を挽く機械「グラインダー」を扱えるか、

コーヒー粉をフィルターに詰めてタンパーでほどよく固めて、

エスプレッソマシーンを使って「エスプレッソを上手く抽出」できるか、

抽出の間に手際よく質の良い「スチームミルク」を作れるか、

そのスチームミルクを使って「各メニューのコーヒー」を作れ、「ラテアート」ができるか・・・

さらには、他のメンバーとのやり取りができているか、接客は問題ないか、などなど、

たくさんのことがあるでしょう。



とにかく、「エスプレッソマシーンを使って手際よく美味しいコーヒーを作ること」を中心に、トライアルが行われることが多いようです*


Q6:なぜこのカフェで働こうと思った?

最後に、「なぜ今働いているカフェを選んだのか」を聞いてみました。


Q6:なぜこのカフェで働こうと思った?

  • A:「求人を見て応募し、返信が帰ってきたから。」

  • B:「お店前の長い行列を見て『このお店は人気がある!働くのに最適だ!』と思ったから。」

  • C:「家に近いから。」



とのことで、働くカフェの選び方は人それぞれでした。

タイミングなどの「ご縁」であったり、働きたいと思う「直感」だったり、いろいろあるようです。


結局オーストラリアでバリスタになるには資格や経験が必要なのか?

バリスタたちのインタビューを総括すると、

「資格や経験はなくても最終的にはバリスタになれる。(が、あった方が受かりやすい。)」と言えます。

Aさんは資格や経験がなかったけど、ウェイトレスとして下積みしてバリスタになれた。

Bさんは英語が完璧ではないけど、スキルがあったから働き続けられている。

Cさんは未経験だが資格を武器にして、無賃金労働を経てバリスタのポジションをゲットできた。


それぞれ、資格や経験、英語スキルがないところからスタートしましたが、バリスタになれたという事実があります。




しかし、これらの事実とは裏腹に、彼らの口から出てきたのは、

「トライアルで知識やスキルを見せつける。」とか「英語スキルは絶対に必要。」とかの現実です。笑

このように、現実的には「コーヒーを作るスキルがあるかどうか。」が求められています。

言うなれば、「経験>資格>未経験」でしょうか。

バリスタの資格は、ただ知識を詰め込んだだけではなく、もちろんエスプレッソマシーンを使った「実践」もあります。しかも、日本とはまた違う、オーストラリアならではのやり方で。


だから、未経験の場合は、コーヒーの知識やスキルが備わっているという証をもつ「バリスタの資格があった方が、ないよりもアドバンテージになる可能性は大いにある」でしょう。





また、インタビューした3人全員が何度も口にしていたのは「Willing」、つまり「進んで働く意欲」が大切であるということでした。

未経験である場合は、この「意欲」こそが最大の武器。

「ここで働きたい!」と熱い思いを伝えるのはもちろん、「こんなにできるんです!」と乏しくとも今ある知識やスキルを最大限にアピールしたり、「なぜ〇〇なんですか?」と成長するために良い質問をしたり・・・意欲をベースとしてできることは意外にたくさんあります。

雇う側のことを考えると、意欲があって、成長する伸びしろのある人と働きたいですもんね。



まとめると、

「資格や経験がなくても最終的にはバリスタになれることが多いが、あった方が受かりやすい可能性が高い」のと、

具体的には、「コーヒーを作る知識とスキル」「英語スキル」「意欲」が大切であると言えます。



少しでもオーストラリアでバリスタをしたいと考える方が、より自分が喜ぶ方向へ進む手がかりになったら幸いです^^*




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