アボカドの種は、水に浸すだけで栽培できるので有名ですよね。
自宅にあるものを使って簡単に始められることや、
成長過程を眺めながら観葉植物として楽しめるのも魅力的です。
「水耕栽培の始め方は?」
「ちゃんと発芽するために注意することは?」
などを、筆者によるアボカド水耕栽培の成長記録とともにお伝えします。
アボカド水耕栽培の「始め方」
アボカド水耕栽培の始め方はとても簡単で、
①種と容器を洗う。
②種につまようじを刺す。
③容器に水を入れて種を置く。
という流れです。
①種と容器を洗う
常温で保存していたアボカドから種を取り出したら、ぬるぬるした油分や果肉を洗い流します。
洗う理由は、果肉や油分に「発芽を妨げる成分」が含まれているためです。
なので、果肉や油分がついたまま始めると発芽しにくくなります。
ぬるぬるが取れにくい場合は「乾いた布やペーパーで拭き取る」または「食器用洗剤を水で薄めたものをスポンジにつけて洗う」と取れやすくなります。
洗剤を使う場合は、洗剤の成分が種に残らないよう念入りに洗い流しましょう。
種をしっかり洗うことで、発芽率アップにつながります。
アボカドは乾燥に弱いので、種を洗ったらすぐに水に浸すのが鉄則です!洗った後に乾かしてしまうと、高確率で発芽しません。すぐに容器が用意できない場合は、適当なコップなどを使ってとにかく水に浸しておきましょう。
また、容器も食器用洗剤できれいに洗います。
水耕栽培ではカビが繁殖しやすいため、容器を清潔に保つことが大切です。
②種につまようじを刺す
瓶やコップなどの支えがない容器を使う場合は、芽が出る側を上にして3〜4本のつまようじを種に刺します。
容器に種を置く際に、固定させるためです。
つまようじの刺す向きは、上から刺す感じ。
(筆者は間違えて下から刺しちゃったことがありましたが、これでは水に浸かりません。)
2本にしても3〜4本にしても「左右対称」につまようじを刺していきます。
筆者のようにつまようじ2本でも育ちますよ。しっかりと固定させたい場合は3〜4本がよさそうです。
ここで注意したいのが「種の向き」です。
向きを逆向きにすると、発芽率がかなり下がるそう。
筆者は初めて水耕栽培をした時に向きを間違えてしまい、案の定、発芽しませんでした。
写真の上側のように「とがっている方が上」、写真の下側のように「丸い方が下」です。
下側の丸い方には「ザラザラした箇所」があるので、これが目印になります。
↑この丸いザラザラ箇所が、下です!
③容器に水を入れて種を置く。
最後は、水を入れた容器に種を置いて完了です。
水の量は、種の3分の1が浸かる程度でOK。
種を全て水に浸してしまうと、種が呼吸できずに死んでしまいます。
また、できるだけ毎日水をかえて清潔なお水で成長してもらいましょう。
(筆者の場合は1〜2日くらい水換え忘れちゃっても大丈夫でしたが。)
置く場所は、日当たりがよく20度〜25度の温かいところが適切です。
もともとアボカドの原産地はメキシコなどの暑い地域なので、暑さには強いと言われています。
といっても、直射日光が当たりすぎると「葉焼け」の原因になるので、ほどよく日光が当たる場所がよさそうです。
筆者は5月に1つ目を栽培し始めましたが、気温が20〜25度でちょうどよい時期でした。
逆に寒さには弱いので、冬は室内の温かいところが好ましいでしょう。
それでは、以上のやり方で筆者がアボカド水耕栽培をした「成長記録」を次に紹介します。
アボカド水耕栽培の成長記録
★5月10日★
アボカドの水耕栽培スタート。
まずはモロゾフの空き瓶を使い、つまようじは2本。
今あるものを使い続ける。
あまり手は加えずに自然のままを大切にする。
できるだけゼロウェイストやナチュラルを心がけたい思いです。
★6月9日★(約1ヶ月後)
少しずつ下側のヒビが大きくなっていき、
スタートから1ヶ月後、ついに発根しました。
種の下側がパックリと割れ、下からちょこんと根が出ています。
初めてアボカド水耕栽培をした時は発根しなかったので、この時に根が出た喜びと感動はとても大きいものでした*
まるで我が子のような・・・笑
発根までは1ヶ月かかりましたが、ここから日に日に成長が目で分かるように楽しめます♩
★6月18日★(38日後)
根がさらに成長しました。
根がまだまだ伸びるので、ビンからコップに変えました。
「種の皮をむいておくと発芽率が高まる」とよく見ますが、皮を向かなくとも種の成長とともに自然と皮が向けてきますよ。
上側も割れてきました。
★6月24日★(約1ヶ月半後)
根がどんどん成長!
そして完全に発芽しました!
アボカドの生命力を感じます。
上から見るとこんなかんじです。
緑の芽もいくつか見えます。
★7月5日、7月10日★(約2ヶ月後)
この後10日ほどであっという間に芽が15cmほどに伸びました。
同時に、根がコップの底につくほど伸びたので、
もらいもののおしゃれなビンに変えました。
なぜだか芽や根がななめに生えてきたので、
(つまようじを刺す場所が悪かったのか、もともとの種の性格なのか)
クリップで固定しています。
葉っぱも成長してきました◎
写真撮影用に外に出していますが、いつもは室内の日当たりの良い窓際に置いています。
昼は窓のほうに葉っぱが向いて、
夜は室内の電気の方に葉っぱが勝手に向くんですよ。
生命力がすごい。
★7月16日★(66日後)
茎がどんどん伸びて、茎の長さが30cmほどに!
葉っぱも大きくなってきました。
こんなに茎が長く伸びるとは。
(ハマってしまい、2つ目の水耕栽培を開始。笑)
★7月26日★(約2ヶ月半後)
さらに茎が伸び、40cmになりました。
葉っぱも大きくなって10cmほどに!
根っこまで入れると、全長60cmほど!
2ヶ月半で、ほぼ観葉植物として楽しめる状態までに育ちました。
支柱なしで伸びてくれてますが、いつか折れちゃうのでは・・・と心配になってきました。笑
根も窮屈そうなので、そろそろ植え替えしようかなぁと思っているところです。
以上、アボカド水耕栽培の始め方と成長記録でした。
また、植え替えや気付きなど随時更新していきますね♪
Twitterでも時々アボちゃんの様子や家庭菜園の記録をのせております。
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