オーストラリアのシェアハウス事情①〜どんな部屋タイプがあるの?自分に合うものは?〜 | Easyらいふ

オーストラリアのシェアハウス事情①〜どんな部屋タイプがあるの?自分に合うものは?〜

オーストラリア
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オーストラリアで留学やワーホリをする時、メジャーな居住形態が「シェアハウス」です。

シェアハウスには、人それぞれの好みに合わせてさまざまな部屋タイプがあります

部屋タイプをあまり知らずに入居を決めてしまうと、思わぬトラブルが起こることも。

「オーストラリアのシェアハウスにはどんな部屋タイプがあるの?」

「自分に合う部屋はどれ?」

このような疑問をもつ方へ、

筆者の体験談をまじえながら、各部屋ごとの特徴やメリットデメリット、家賃相場をご紹介します。

情報は執筆時点のものです。変更となる場合があることご理解のほどお願いいたします。


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シェアハウスとは?

シェアハウスとは一般的に「リビングやバスルーム、キッチンなどを共有して住む家」です。

一軒家が丸ごとシェアハウスになっていたり、マンションの中にある家の一部屋がシェアハウス形式になっていたりと、シェアハウスの形態はさまざま。

海外では「ハウスシェア」「フラットシェア」「シェア アコモデーション」などとも呼ばれていて、特に欧米ではシェアハウスの文化がすでに根付いています。


オーストラリアでも主流です。



シェアハウスの部屋タイプは、大きく分けると2つあります。

  • 1人部屋(プライバシーを優先)
  • 2人部屋(費用を優先)



筆者の経験から、さらに細かく分類してみると、

オーストラリアでは「5つの部屋タイプ」があるように思います。


オーストラリアのシェアハウス「5つの部屋タイプ」

5つの部屋タイプはこちら。

  1. オウンルーム(1人部屋)
  2. シェアルーム(2人以上で使う部屋)
  3. マスタールーム
  4. リビングシェア
  5. ドミトリールーム



では、具体的にはどんな部屋なのか?

各部屋タイプごとの「特徴」や「メリットデメリット」「相場価格」「筆者の体験談」などを見ていきましょう。


①:オウンルーム(1人部屋)

オウンルームとは「1人部屋」のことです。

複数人で部屋をシェアする他の部屋タイプとは違い、1人で部屋を使えます。

なので、比較的「プライベート感」や「安心感」を得られる部屋です。

もちろん、キッチンやバスルームなどは同じシェアハウスの住人と共有します。

相場は、場所によりますがシェアルームより高めで、週あたり約170ドル〜。

「初めてのシェアハウスの方」や「いきなりシェアルームで見知らぬ人と住むことに抵抗がある方」「価格よりプライベートを優先したい方」などは、オウンルームが合うのではと思います。


「オウンルーム」のメリットデメリット

  • メリット:1部屋を1人で自由に使える。

  • デメリット:家賃が高め。シェアハウス内の住人との交流が少なくなることがあり、部屋に引きこもりがちになる場合も。



筆者は、初シェアハウスをオウンルームにして良かったです!


★ 筆者の体験談 ★

シェアハウス生活をしたことがなく、いきなり見知らぬ人と同じ部屋で暮らすことが想像できなかった筆者。初めてのシェアハウスはオウンルームを選択し、3ヶ月ほど住みました。


結果的に、シェアルームに移る前にオウンルームでワンクッション置いて良かったです。キッチンや浴室、トイレのシェアから少しずつ慣れていくことができました。ただ筆者が滞在した家の場合は、他の住人同士が会話したり交流したりする風潮はあまりなかったため、深い仲にならぬまま転居しました。(住む人の性格や相性、ライフスタイルなどによると思います。筆者の場合はあまり合いませんでした。笑)

経験から「他国の人と交流がしたい」という方は、オウンルームよりもシェアルームの方が濃い時間を過ごせると思います。または、オウンルームでシェアハウス生活に慣れてから引っ越すのも手です。



▼ 初めてのシェアハウス(オウンルーム)での思い出を綴っています。






②:シェアルーム(2人部屋〜)

シェアルームとは、1部屋を数人でシェアする部屋タイプです。

筆者がよく見たシェアルームは、8畳くらいのスペースにベッドがどーんと置いてある感じの部屋。笑

だいたい2〜3人で1部屋をシェアすることが多く、他のリビングルームやキッチン、バスルームは共有します。

シェアハウスによって部屋の広さや収容人数は違いますが、相場は週あたり約120ドル〜

通常は同性のシェアメイトと同部屋になりますが、カップル利用する人もいます。

知り合い同士で入居することも、初対面の人と滞在することも可能です。

「家賃を抑えたい方」「交流を深めたい方」は、シェアルームが楽しめるのではないでしょうか。


「シェアルーム」のメリット・デメリット

  • メリット:家賃節約になる。同部屋の人が相棒のような存在になることもある。

  • デメリット:部屋に他人がいるのでプライバシーがあまりない。同部屋の人と性格やライフスタイルが合わないとストレスになることも。



同部屋の人がどんな人かによって、住みやすさが変わるかも。


★ 筆者の体験談 ★

筆者はシェアルームにも3ヶ月ほど住みました。当初は入居者がおらず、自分が住み始めた後にシェアメイト(同部屋の人)が入居してきたパターンでした。どんな人が来るのかドキドキでしたが、日本好きの台湾人の子で性格も合い、引っ越し後も連絡を取り合うほど仲良くなりました。


同部屋だからこその深い絆が生まれると思います。慣れてくると、部屋の中で下着姿でも気にしないし、部屋で勝手にヨガしたり、何でも話せたり・・・シェアメイトは、まさに“空気”のような存在になりました。ただ、筆者の友人の場合は「シェアメイトの部屋の使い方が汚くて辛かった」などもあったよう。苦い経験談もよく耳にしたので、本当に住みやすいかはシェアメイト次第な気がします。


できれば「入居前にシェアメイトに会ってみる」・「滞在中にストレスがたまるようなら我慢せずに話し合ったり、場合によっては部屋を変えたりする」などの行動が必要でしょう。






③:マスタールーム

マスタールームとは、オウンルームの中にバスルーム(トイレやシャワーなど)が付いている部屋のことです。

シェアハウスにある共用バスルームは男女兼用がほとんど。

なので、部屋の中にトイレやシャワーが付いていれば、使えるのは自分だけなので安心感があります。

その代わり家賃は5つの中で1番高く、週あたり約230ドル〜。(オウンルームの場合)

「カップル用」に募集されることも多い様子です。

筆者が滞在したシェアハウスの場合は「シェアルーム(3人部屋)+バスルーム付き」という形のマスタールームもあり、価格はオウンルームのものよりは低め。

「他人や異性とバスルームを共有するのに抵抗がある方」などにおすすめです。


「マスタールーム」のメリット・デメリット

  • メリット:自分専用(または部屋専用)のバスルーム(トイレやシャワーなど)が使える。オウンルームのマスタールームなら、さらにプライベート感があるので、ストレスになりにくい。

  • デメリット:家賃が高い。オウンルーム同様、シェアハウスの住人たちと交流が少なくなることがある。


“シェアハウスあるある”ですが。


シャワーやトイレを使うタイミングが重なって、待たなければいけないことがよくあります。笑



シャワー待ちが重なって寝る時間が遅くなったり、、

朝トイレに行きたいのに朝シャンされて長時間待たされたり、、、

あとは、使い方が汚かったり、バスタオルの臭いが気になったり、男性が住んでいる場合は便器が上がったままになっていたり。。。(筆者の経験よりw)

住民と共有することがシェアハウスの醍醐味でもあるのですが、

こういったことに抵抗があって「家賃は高くても専用のバスルームを使いたい」という方におすすめの部屋タイプでしょう*




④:リビングシェア

ベッドがある広めのリビングルームを複数人で共有するのが、リビングシェアです。

つまり、「広めのワンルーム(リビングルーム)でみんなで寝る」という感じ。

実は、現在オーストラリアでリビングシェアは違法になっているようですが、実際にリビングシェアしている家は結構あるそうです。時々行われるインスペクション(審査)で見つかると即刻退去を求められるので、注意した方がよいでしょう。

筆者が内見したことのあるリビングシェアは、パーテーションで仕切られている「半個室」のようなところでした。

なので、仕切りがあるかないかは部屋によると思います。

家賃相場は、週あたり約100ドル〜と比較的安めです。

「リビングシェア」のメリット・デメリット

  • メリット:家賃が安い。シェアメイトとの距離が近いので、たくさん交流できる。

  • デメリット:ほぼワンルームを複数人でシェアするので、人の動きが多い。プライベート感がほとんどない。自己責任で部屋を選び、貴重品は自己管理する必要がある。



「低価格を重視したい」「寝る場所があればいい」「たくさん交流したい」という方に向いていると思いますが、内見時に法律の範囲内であるかどうか見極め、自己責任で選ぶ必要があるでしょう。


⑤:ドミトリー

ドミトリーとは、3人以上の複数人で1部屋をシェアし、二段ベッドがある部屋のことです。

一部のシェアハウスにもありますが、「寮」や「バックパッカーホステル」で主流の部屋タイプ。

バスルームは部屋の外で宿泊者とシェアすることが多いですが、部屋の中にバスルームがあるドミトリーもありました。

ベッドの数は部屋によって異なり、2人部屋から4・6・8・10人以上の部屋まであります。


一般的に、収容人数が多くなるほど価格が安いです。



また、1人あたりの使えるスペースはかなり限られており、だいたい「ベッドの上」と「ベッド周辺」が自分のエリアになります。

あとは「自分専用のロッカー」があることが多いです。貴重品は自己管理が必要になります。



旅利用者も多く「人の入れ替え頻度が高め」なので、いろんな国のいろんなバックグランドを持つ人と出会えることもあれば、深く関わる前にお別れになってしまうことも。

「価格重視」「寝る場所があればいい」「いろんな人と交流したい」という方におすすめです。


「ドミトリー」のメリット・デメリット

  • メリット:家賃が安め。いろんな人と共同生活ができる。合宿のような深い思い出ができることも。今後どこでも住めるような自信がつく。

  • デメリット:自分用のスペースが少ない。ベッドの上で人が動くと、ベッドが揺れることがある。プライベート空間はあまりない。貴重品管理が必要。




筆者は「ドミトリー」での生活が刺激的で1番楽しく、思い出深いものになりました。



★ 筆者の体験談 ★

オーストラリアでは、旅行で4人・6人部屋、長期で8人部屋にてドミトリー生活の経験があります。累計すると5ヶ月ほどです。


欧米やアジア、南米など多国籍の人たちと、とても近い距離で共同生活を送り、とても刺激的で印象に残る思い出になりました。「周りの目を気にしないこと」や「ストレートに物事を伝えること」「小さいことは気にしない」「アンハッピーなら意見を言ったり環境を変えたりする」などなど。小さなことから大きなことまで、学んだことは数えきれません。


ドミトリー生活は、イビキがうるさかったり、人の動きが気になったりと大人数だからこその不快感ももちろんあります。ですが、それ以上の経験値が得られると個人的に思う次第です。


友人や筆者の感想としては「慣れると楽しい」です。もうオウンルームには戻れないというほど。せっかくの海外生活、合う合わないがあるにしても、1度はドミトリーを試す価値はあるのではないでしょうか。



ドミトリーは、Gumtreeなどの家探しサイトよりも、「宿泊サイトや電話で予約する」のが主流です。

長期滞在なら「ロングステイのプラン」を予約したり、電話やメールで長期滞在できるかダイレクトに問い合わせたりするといいでしょう。

筆者は旅行中、大手宿泊サイトの「ブッキングドットコム」から予約することが多かったです。



シェアハウスの部屋タイプ選びは「住みやすさ」を決める!

オーストラリアにあるシェアハウスの部屋タイプを5つご紹介しました。

それぞれの部屋タイプには魅力やネックがあります。

★価格を低い順にすると・・・

ドミトリー、リビングシェア > ルームシェア > オウンルーム > マスタールーム(1人部屋の場合)

★交流できる順にすると・・・

ドミトリー、リビングシェア> ルームシェア > オウンルーム、マスタールーム

★プライベート順にすると・・・

オウンルーム、マスタールーム > ルームシェア > ドミトリー、リビングシェア



家賃を抑えたいのか、プライベート空間がほしいのか、はたまた人と交流したのか・・・

ご自身の優先させたいことを明確にすることが、

現地でスムーズにシェアハウス探しができるかつ、

楽しいシェアハウス生活を過ごせるコツだと思います。

素敵なオーストラリア生活をおくるヒントとなれば幸いです^^*




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