パートナービザ申請の提出書類にでてくる「出生証明書」。
どんな流れで取得し、どのくらいの時間と費用がかかるのか。
実際に出生証明書とパートナービザ820を取得した筆者の経験とともにご紹介します。
まずはじめにお伝えしたいのは、
基本的に「移民局と総領事館のホームページを確認する」のが1番です。
情報は変わりやすいので鵜呑みにせず、ビザや証明書を発行する機関のサイトは必ずチェックしましょう。
この記事では、付随的に筆者の経験をもとに発行の流れや、アドバイスを記します。
※ 主に筆者の経験に基づいた内容ですので、情報は変更される可能性があります。詳しくは公式ページなどで確認し、ご自身の責任にて申請等していただくようお願いします。
出生証明書とは
オーストラリア移民局に提出する出生証明書(Birth Certificate)の概念は以下のとおりです。
日本国籍を有する方,出生時に日本国籍を有していた方若しくは日本で生まれた外国籍の方で日本で出生届を提出された方で,本人がいつ,どこで出生したかを外国関係機関宛に証明します。
在メルボルン日本国総領事館
さらに、パートナービザ820申請では「両親の名前の記載」「認定機関で翻訳された英語表記」のものが必要です。
詳しくは、オーストラリア移民局のウェブサイトに記載されているステップ2の「本人確認書類」と「書類を準備する」に説明があります。
ただ総領事館へ行けば出生証明書をとれるわけではありません。
あくまでも総領事館は「日本で発行された戸籍謄本を翻訳して出生証明書を発行」します。
筆者はパートナービザ申請時、総領事館にて翻訳された出生証明書を提出しましたが、問題なくビザを取得しました◎
もし出生証明書がとれない場合は、戸籍謄本・政府発行の身分証明書・裁判所発行の身元を証明する文書などでも代用可能なようです。
出生証明書の申請に必要なもの・費用
出生証明書を発行するのに必要なものは、総領事館によっても違うようです。
なので、申請する総領事館のホームページで必要事項を必ずチェックしましょう。(例:シドニー在住なら、在シドニー日本国総領事館)
▼ 基本的には以下のものが必要なようです。
- 有効な日本のパスポート
- 証明書発給申請書
- 戸籍謄本の原本
- 申請料
- (在留届の申請)
証明書発給申請書は、総領事館によって記入済みが必要か、当日事務所で渡されるかなど違います。
ですので、各総領事館のホームページを確認し、必要ならダウンロードと印刷をして記入しましょう。
在留届はシドニーの領事館では必要事項で、スマホから簡単に登録できました。
また、申請料も領事館によって違うようです。
シドニーは13ドルかつ現金払いで、記憶では受け取り時に支払いでした。
出生証明書を申請する流れ・期間
筆者が出生証明書を申請した流れはこちらです。
- 戸籍謄本を日本から送ってもらう。
- 総領事館のオンライン予約をする。
- 総領事館で出生証明書を申請する。
- 総領事館へ出生証明書をとりに行く。
とにかく出生証明書には時間がかかった印象です。
1〜4について詳しく記します。
①:戸籍謄本を日本から送ってもらう。
戸籍謄本の原本は、日本にいる家族などに戸籍謄本をとってもらい、日本から郵便で送ってもらいます。
筆者の場合、郵送期間は2週間ほどかかりました。(日本からシドニーまで)
②:総領事館のオンライン予約する
当時、領事館の予約は2週間先まで埋まっていたので、領事館へ申請しに行くにも2週間待ちました。
また、予約の有無は領事館によって違うのでホームページで確認しましょう。
シドニー総領事館のオンライン予約は、こちらの公式ページを参考にしてみてください。
③:総領事館で出生証明書を申請する
予約した日時に総領事館へ行き、出生証明書を申請します。
筆者が行ったシドニー総領事館での主な流れは以下でした。
- 予約番号券をもらい、呼び出しを待つ。
- 呼ばれたら出生証明書を申請したいと伝え、必要なものを提出し、確認されるまで席で待つ。
- 再度呼ばれたら申請完了の紙をもらい、退館。
入館から退館まではだいたい30分ほど。(平日の午前中)
筆者は受け取りまで10日かかると言われました。
申請してから受け取りまでは1〜2週間ほどみておいた方がよいでしょう。領事館や状況によります。
④:総領事館へ出生証明書をとりに行く
伝えられた受け取り可能日以降、領事館へ出生証明書をとりに行きます。
筆者は申請時にもらった申請完了の紙を持って行きました。
受け取りに予約は必要なく、費用を支払って受け取って終了です。
おすすめは平日の午前中です。比較的空いてる気がします。
カギは早めの行動!
家族に戸籍謄本の取得をお願いしてから、出生証明書を手に入れるまでかかった期間は、なんと約3ヶ月。^ ^;
やはり家族の都合・戸籍謄本の郵送期間・領事館の予約待ち・領事館へ受け取りの予定合わせ、、、などで時間が押しました。
都合関係がスムーズにいけばもっと早かったかもしれませんが。笑
・・・このように、出生証明書をはじめパートナービザの提出書類を用意するには、予想以上に時間がかかります。
計画をたて、早めの行動が大切です。
なにかと作業が押すので、最低でも申請予定日の3ヶ月前には出生証明書を申請できるようにしておくと安心かと思います。
まずは、お住まいに近い領事館のホームページをチェックし、戸籍謄本などの必要事項をそろえることからはじめましょう。
パートナービザ申請がうまくいきますよう願っています*
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